事例1

Ａさんは，大阪市北区にお住まいのＯＬです。カードローンが金２５０万円，その他にも自動車ローン８０万円などを抱えている。

お金を借りてから，５年以上が経過している。

借りては返すを繰り返しており，首が回らない。

取引履歴が５年以上あるにで，過払い金が発生しているのではないかと思う。

破産したいと思っているが，自分一人ではどうして良いか分からない。

事例1対応例

お金を借りてから５年以上が経過しているので，利息制限法に基づき引き直し計算をすれば，過払い金（かばらいきん）が返ってくる可能性があります。

もっとも，仮に過払い金が返ってきたとしても，借金の方が多ければ，結局破産申立を検討することになります。

事例2

甲さんは，大阪市中央区のお住まいのサラリーマンで，消費者金融から３００万円，住宅ローンが１０００万円あります。

自宅があるので，自己破産はしたくない。

そこで，個人再生を考えているが，一人ではどうして良いのか分からず困っている。

過払い金というものがあるかもしれない。

事例2対応例

まず，取引期間にもよりますが，利息制限法にて引き直し計算を行い，仮に過払い金（かばらいきん）が発生した場合には，これを取り戻します。

その上で，裁判所に対し個人再生の申立を行います。仮に，法律の要件を満たし，裁判所の認可決定が出た場合には，圧縮（減額）された債務額について，原則として３年間で返済していくことになります。

事例3

Ｘさんは，大阪府堺市で自営業を営んでいる。

商売を初めて２０年になるが，景気の低迷で売る上げが落ち込んでいる。

１０年以上前から借金を繰り返している。

過払い金を取り戻したい。

自己破産や個人再生はできればしたくない。

事例3対応例

債権者に受任通知を送り，利息制限法に基づいて引き直し計算を行う。

仮に，過払い金が発生していた場合には，債権者と個別に交渉を行い，取り戻す。

万一，債権者が任意に支払ってくれない場合には，裁判を提起して取り戻す。